- はじめに
- 半自動溶接機を購入した経緯
- 購入の決め手
- 素敵な会社
- 準備した道具
- 液晶式自動遮光溶接面 アイボーグアルファ2 EB-200A2
- 耐熱手袋 【カイマンプレミアムブラックカウハイド】
- スズキット100V延長コード3.5SQ CT-599 2芯×10M
- TRUSCOスパッタシート ベーシック両面1号 920×920 TSP-1BW
- スパッタ付着防止剤
- チップ・ノズル用 スパッタ付着 防止剤 【スパブロックP-564】
- 極細用チップ 0.8φ 5ヶ入 P-608
- スズキットbuddy用 専用ノズル P-617
- ノンガス軟鋼0.8φ
- ノンガスSUS軟鋼0.8φ
- マグホールド SP-434
- コーナークランプ90度クランプ直角定規溶接(2個セット)
- ZERO-LINE F型 クランプ50㎜×300㎜(4個セット)
- ゼブラマッキ―ペイントマーカー極細・細字 白・金・銀3本セット
- 新潟精機SK超硬チップ付ペンシルケガキ針 ノック式SC-P
- シンワ測定 止型スコヤ62081
- チッピングハンマー & ワイヤーブラシ
- TRUSCOチャンネルブラシEグリップJ型ステンレス
- 準備した道具 (溶接とは関係なし)
- 溶接作業台をDIY
- さいごに
はじめに
この記事は溶接機 buddyの性能等を
めっちゃ詳しくご紹介している内容ではございません。
これを購入した僕が感じた事、その他購入したもの、作ってみたもの等を紹介している記事なので、興味の無い方はバルスしていただければ幸いです。
僕のような溶接 素人の方向けの記事となっております。
では、いってみよー!
半自動溶接機を購入した経緯
工業高校時代にアーク溶接とガス溶接は経験した事がありました。勤めていた会社で200vの溶接機があり、何度か使用した程度で、溶接に関しては知識も技術も非常に少なく ド素人そのものです。
家でも鉄をくっ付けていろいろ作りたいと思い気軽に できそうな溶接機を探していました。
溶接機なんて200vあってなんぼでしょ!
という感覚でいたので200vの溶接機でいろいろ探し 家の200v電源やいろいろ調べ どう増設するかとか考えていました。
そんなある日、ネットで 家庭用半自動溶接機スズキッドbuddy に出会いました。
口コミも ほとんど悪いことが書いていなかった事と、その他調べれば調べるほど魅力を感じていき購入に至りました。
購入の決め手
- 小型で場所を取らない
- ワイヤー速度が自動で調節もいらない
- 溶接機としては値段もそれほど高くないし安過ぎることもない
- ネット販売限定と聞いて少し心が動いた
- インバータ付きで安定して溶接が出来る
- 母材の厚み5㎜とかなってくると昇圧しないと難しくなってくるみたいだか、そんな厚いものは 頻繁に扱わないと思うしやりたくなれば昇圧器や100V30A?等の設備を後からでも導入すればいいだろうと思った
- 口コミでも3㎜程度の厚みであれば15A以内(家庭用コンセント)で出来ていた
- 大手溶接機メーカーであるため 安心感はある
最後の決め手
説明書に母材の厚みによっての参考電圧電流の値が表で確認できることと、
ネットで、長年そこそこ いろんな溶接(アーク、TIG、MAG等)してきた人が、このノンガス半自動溶接機の使い勝手の良さから、
『最近の溶接はこれでしかやっていない』 と言っていたのを聞いて購入を決断しました。
素敵な会社
商品に同梱されているアンケートはがきに答えるとステッカーが頂けるとのことで記入し送りました。
数ヶ月後ステッカーが送られてきました。
個人的にステッカーよりも嬉しかったのが、スター電気製造株式会社代表取締役社長さんからの直筆のメッセージでした。
アンケートに記入した内容に対し こんな僕に 丁寧に返事を頂けるとは思ってもいませんでした。
非常に嬉しかったです。
こういう方がトップである会社は今後どんどん発展するんだろうなと普通に思います。
はい、てことで 僕はその瞬間からスター電気製造株式会社スズキットの信者となりました。
僕は形から入るタイプなので以下のものを購入し準備しました。
準備した道具
はい、では いってみよー!
液晶式自動遮光溶接面 アイボーグアルファ2 EB-200A2
お面です。無いと溶接できませんよね。
実際今まで何度かやった際には ずっと片手で持つタイプを使用していましたが、両手を使ってトーチを持つ手を安定させたかったので両手が空くタイプで探していました。
電池いらずの 3000円くらいのものを よく見かけますが、しばらく使用していなかったら放電して使えなくなった。とか聞きます。
しかしこのお面は、単4電池2本でOKです。
一見、『え、電池いるのかよ、。』 と思う方もいらっしゃるかと思いますが、
【電池というものを使用するからこそ品質を保てる】 と僕は感じています。
頻繁に使用しない事が分かった時には一応電池を抜いて保管しております。
切断作業でも使用できるよう 切り替えができるのもいいですね。無敵になった気分で作業できます。
溶接を行いながら気軽に皆既日食の観察が楽しめます
(冗談です)
補足
僕は昔は片手でやっている方がなんかカッコよく見えていたのですが、もうそんな事言ってられません。
時代に乗っかりたいと思います。
これは信者だから言っているわけではありませんが、よく知らないメーカーを選ぶより実績のあるメーカーを選んだ方が僕はいいと思います。
いや、ほんと 目は大事です。
耐熱手袋 【カイマンプレミアムブラックカウハイド】
溶接には ごついですが見た目も気に入り キャンプでも使用できそうなので購入しました。
手首の袖の隙間に飛んでくるスパッタの心配は無くなるので 無敵感=安心感は出ます。
補足
ただ作業性重視といった方は ホームセンターで実際嵌めてしっかりとした革製のものを選んだ方が良いかもしれません。
僕も結局ホームセンターで何個か購入し使い分けています。
スズキット100V延長コード3.5SQ CT-599 2芯×10M
これについては溶接する場所によりけりなので、必要であれば購入した方がいいと思います。
(buddyの電源コードの長さは2mです)
補足
僕は特に必要としなかったのですが、今後 マイガレージやテラスを建てたいと思っていたので持っておきたかったからです。
※2022年9月追記
念願のマイガレージを建てました。
といっても普通の倉庫を購入し少しイジっただけです。
その中で100V30Aを引き込みました。
その様子の記事はまだ書けていませんがそのうちアップしたいと思います。
あと、友人からの溶接の依頼が もしあれば出張サービスできるよう購入しておきました。
(まだ依頼ゼロです。。)
なので必要であれば、、といった感じです。
↑これは絶対 守りましょう。
TRUSCOスパッタシート ベーシック両面1号 920×920 TSP-1BW
はじめは ガラス繊維のスパッタシートを使っていましたが
耐久性と僕の使い勝手から少し問題があり1回目から解れだし、叩くと飛散しカイカイになりました。
で、次にガラス繊維を使用していない物を探し 購入したのがこれ。
めっちゃいいです。
特殊なシリコンが両面にコーティングされており 厚手ですごく丈夫。
出会って触った瞬間 好きになりました。
別途、キャンプで焚火をする際には下に敷いて使用する予定です。
スパッタ付着防止剤
まだ僕の使用頻度が少なく情報としてはぬるいですが、カワスキでこさぐと簡単に取れましたよ。
スパッタが付いてほしくない箇所が たまにあるのでそういった時にあると便利です。
チップ・ノズル用 スパッタ付着 防止剤 【スパブロックP-564】
チップは消耗品なので なるべく遅らせる為にと思って購入しただけなので、比較できていませんのでなんとも言えません。ごめんなさい。
補足
因みに下記に溶接台を作った内容がありますが、それ以外に ちょくちょく この保護剤を付けながら溶接してますが、まだ1度も交換せず使えております。
その写真載せておきます↓
極細用チップ 0.8φ 5ヶ入 P-608
まだ交換しておりません。ただの予備です。
スズキットbuddy用 専用ノズル P-617
まだ交換しておりません。ただの予備です。
ノンガス軟鋼0.8φ
これがないと溶接できません。。
ノンガスSUS軟鋼0.8φ
ステンレスの溶接がしたい!って思った時用の予備で買いました。
マグホールド SP-434
母材の固定用マグネットです。
試しに1個だけ買いました。
母材が大きくなってくると少し扱いづらいかもしれませんが 小物であればしっかり固定してくれました。
コーナークランプ90度クランプ直角定規溶接(2個セット)
母材の固定用クランプです。
ご覧の通り、90度で固定できます。
溶接以外(木材等)でも いろいろ汎用できるので便利です。
ZERO-LINE F型 クランプ50㎜×300㎜(4個セット)
母材の固定用クランプです。
なぜか固定用の道具に高いお金はかけたくなかったです。
(しっかり挟めたので上等です)
※今確認すると販売されていませんでした。
なので似たものを紹介しておきます↓
ゼブラマッキ―ペイントマーカー極細・細字 白・金・銀3本セット
はい、イチオシです。
DIYでは必ずと言っていいほどマーキングしますよね。
今まではポスカと黒マジックと鉛筆でやってましたけど、
鉄は大体 銀とか黒っぽいので細くて目立つ色でマーキングをしたかったので購入しました。
色も母材に合わせて選べますし、めっちゃ見易くていいです、これ。
安いし もっと早く買っておけばよかったです。
新潟精機SK超硬チップ付ペンシルケガキ針 ノック式SC-P
これは半分、ノリで買いました。
溶接とはあまり直接関係はないですが、
ペンより精密に引きたい場合はこれを使用しています。
でも重さと いい高級感あるので気に入ってます。
ノック式だから使わない時は手などに刺さらず安全です。
まだ数回しか使用していませんが、精密にケガキたい時は やはりあると便利です。
先端が超細いのでミリ単位のケガキも余裕でした。
シンワ測定 止型スコヤ62081
さしがねとスコヤ持ってましたけど
なんかしっかりしてそうなので これもノリで買いましたが、
思った以上に頑丈で使い易く 現在も使用頻度が高いこともあり けっこう満足しています。
形状を見てもらえれば分かると思いますが かなり使い勝手が良いです。
おすすめです。
チッピングハンマー & ワイヤーブラシ
溶接直後にスラグ(ノロ)を取り除く道具です。
僕は代用できたトンカチがあるので これは購入しておりませんが、
先の尖ったトンカチを持っていない方は購入した方がいいです。
背面にブラシが付いているので便利そうですね。
TRUSCOチャンネルブラシEグリップJ型ステンレス
溶接直後にスラグ(ノロ)をハンマーで取り除いた後にブラシで擦って綺麗にしてます。
僕はこれを購入しましたが、上のブラシ付きチッピングハンマーを購入すれば必要ないかと思います。
単純に作りが丈夫で先端にかけ Rがついてるので気に入っています。
汎用性が高く 溶接以外のDIYにも使っています。
準備した道具 (溶接とは関係なし)
リードバイス100㎜ HRV-100
下記に紹介している作業台を作る時に購入しました。
特に溶接と直接は関係はありませんが固定して溶接出来るので便利です。
あって損はないですよね万力って。
※21.04.16 追記(わけあって現在はこちらを購入し使用しています↓)
もうバイス無しの人生は考えられません。
後にはもっと大きいサイズを購入するつもりです。
新興製作所チップソー切断機MTC-190
あらかじめ わざわざホームセンター等で切断するよりも、
その場の状況に合わせて切断したい時に切断したいので購入しました。
他に切断する工具は何点か持っていましたが 値段の割に使い易そうだったので購入しました。
まだ刃も変えず使用できております。
カプセルコーポレーションワッペン
作業服の左肩に貼り付けました。
カプセルコープで働いている気分になれます。
嫁のブルマの反応はイマイチでした。
まとめ
といった、上記チッピングハンマー以外のものを購入しました。
すみませんが総額いくらかかったかの詳細は計算できておりませんが、
溶接機と なんやらかんやらで総額8万円程使ったと思います。
少しでも購入した事を挽回したい僕は、嫁に
『なんか くっつけたい鉄あったら言ってなぁ』 と 言ったんですが、
『そんなこと思った事もないわ!』 と返されました。
しかし僕はそんなことでヘコたれません。
溶接作業台をDIY
練習がてらに溶接作業台を作ることにしました。
スズキット60周年ステッカーと、なんか家にあったピカチューを貼りました↓
気分的には10万ボルトです。
はい、これまたざっくり子供が書いたような設計図を基に作業します↓
買ってきました↓
切りました↓
並べました↓
挟みました↓
流しました↓
拡大しないでね。笑
ノロ取る前です。
スパッタが多いです。
錆止めも落としてません。笑
スピードも速いうえ、電圧電流の調整もダメですね。
(うちで働いている ジョージ です)
ジョージの調整ミスです。
叱っておきました。
足つけてアジャスタ用の穴あけました↓
溶接でバチバチしてると近所の人が来て、ステンレスの網を頂いたので2段目の棚にすることにしました↓
削って、挟んで、てんてんてんです。
塗装
つや消しブラックで塗装しました。
外で使うし、溶接後は錆がくるので塗装は必須です↓
常温亜鉛メッキです。
ちなみに錆に関して用心深い僕は こういったものも常備しています。
トーチ置きは古いテントのペグを使いました↓
小さな万力ではありますが作業台としての雰囲気は出たかなと思います。
天板サイズは600*450です。
数ヶ所穴をあけ、4つあった中の1つのクランプをバルスして卓上で使えるようにしました↓
こんな風に 好きな位置で固定できるようにしました。
転がっていたセットハンマーを挟んでみました。
完成↓
もう少し広い作業台がよかったかもしれません。。
さいごに
こんな小型の100Vで何ができるんや?とか、ワイヤー0.8㎜で頼りないな。と思う方もいらっしゃるかとは思います。
ですが長いこと溶接機を研究してきたスズキッドさんが出す商品なのですから、少なくともニーズに答えられるよう開発したものだと感じています。
(溶接機もこんな小型化できるなんて凄いです)
いろんな口コミはありますが、この商品で満足しない方はそれなりに いろいろな溶接を行ってきた経験者の方だとも思います。
始めは僕も溶接機の購入をためらっていましたが買ってしまえば こっちのもんで、嫁が引こうが あとはいろいろ試して この機械に慣れるだけです。
流石に今は 家計の事情で手が出せないのですが、
いつかこちらも手に入れたいと思っています↓
みんな 誰もが始めは初心者なので、何にせよ 先ずは やってみるという事だけ踏み出せば
それだけで 人生において一つの経験になるので素晴らしい財産になると僕は思っています。
実際まだ購入して1年経っていませんが いろいろと作っている中でも、
たまに、あ、ここは溶接して取り付けようか、とか応用の幅(自分の視野)がすごく広がるので本当に買ってよかったと思っています。
今回作った作業台にしてもそうですが、いきなり うまく作っている方の真似は僕には出来ないので とりあえずは自分の出来る範囲から、、、といった感じで やっています。
今後も自分のペースでぼちぼち練習していって、後々はハンドメイド作品を作って売れるぐらいの技術を身に着つけられたらないいなぁという気持ちでやっていこうと思います。
最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
マイガレージ。。
整地からやってみました。
よければ覗いてみてください。