はじめに
はじめっからこんな事言いたくないですが、
この記事は水槽のヒビ割れを補修する事をお勧めしている内容ではありませんので、やる場合は自己責任でお願い致しますね。。
ネットで水槽ヒビ補修とかいろいろ調べてたのですが、水槽のガラスにヒビや割れが生じたら、あきらめて破棄するようにとか多く意見がありました。
そりゃそうですよね。
あぶないもん。
ヤバくないですかこれ。
(中央の縦線です)
でも僕はなんとかして この水槽を使いたかったのです。
近所の方からこの水槽を頂いた時にも、綺麗に洗ってくれてから「この水槽で鯉が泳いでるの見てみたいなぁー」と言っていた事を思い出しました。
なので、諦める気はさらさらありませんでした。
せっかく頂いた水槽はどうしても使いたい。
水槽がバルスして生体が全滅してしまう。
こんな事で天秤に掛ける僕は飼育者として間違っています。
もし気分を害された方がおりましたらお許しください。
一応最後には最悪水槽がバルスしてしまった際の保険で小さいですが、避難所を設置しました。
水槽レイアウト的には好ましくないが一身の都合上致し方がなかったのです。
では、いってみよー。
補強剤
補強剤だけでは心配なので
水槽の蓋のガラスを用いて内外を貼り合わせる事にしました。
幅が広くないので意味のある事かどうかは疑問ですが少しはヒビに掛かる力を分散させたいと思った次第であります。
といってもそのガラス蓋の厚みは おそらく5㎜程です。
それ以上の5ミリは欲しかったが貧乏なのでそこまでお金をかけられませんでした。
修理に1万円もかけてたら もはや修理してる意味ありませんからね。
蓋のガラスを用いたのは どっちみち水槽照明用の隙間もあるし、水草とかやるし網やアクリル板とかにする予定でいたからです。
ガラスカット
水槽の高さに合わせてカットした。
ガラス切るの初めてだったので少し緊張しましたが、なんとかいけました。
はじめはテキトーな工具で先端が超硬なもので線入れたらいいやと思っていたのですが、ガラスカットの方法を調べた上でこのガラスカッターを購入する事にしました。
ガラスのカットって、
『 V 』の字です。
この溝を(にゅう)と言うらしいです。
1発でしっかりこの形状を付ける事が重要らしいです。
2回以上やってはこの形が汚くなるので、いけないみたいです。
ま、ガラスカッターも安いもので1000円程だったので買ってみました。
カッターを立て前後左右の角度に注意しながら、イメージ的に3.4kgの力をかけつつ『にゅーー!!』と叫び やりました。
(ちなみに下に落ちている どんぐりは娘が集めたものです)
パキッ
とりあえず、カットする箇所は油が必要らしいので、倉庫にあったドリルオイルを使用しました。
あとは 割った所をダイヤモンドヤスリ → 耐水ペーパーで仕上げました。
ガラス接着(UV)
UV接着剤を使用するかかなり悩みました。
1500円のこれも検討していました。
ライトボンド5
ただ水槽はもう動かしたくないし、外の紫外線によって作業中にも硬化が進行してしまうので焦る。
対策しながらもやりたくない。
夜もできない事はないが気分が乗らない。
そもそもガラス水槽にしっかり使えるのか、強度は??
みたいな感じで僕のそんなわがままでやめました。
Bohle(UV接着剤)
YouTubeで見たガラス屋さんが使っていた”ヴォーレ”というUV接着剤が隙間に毛細管現象で液体が入っていくのを見て、これだ!と思いAmazonで見たんですが僕にとって金額が高すぎました。
それなら水槽を新調する方がいいですからね。
プロ用ですね。
ど素人の僕が手にしてはいけない品と思いました。
はい。
いろいろ調べて結局ガラス用の接着剤にしました。
お値段もお求めやすくなっておりました。
ガラス接着
購入した接着剤の注意点として
シアノアクリレート系の接着剤は水分と反応して硬化するので、いっぱい塗ると固まらないらしい。
しかも貼り合わせるガラスの中は広く密封状態になるので上手くいくかわからない。
やる時の湿度にも関係するようです。
パッケージには【耐水性】と書かれていますが、生体への毒性や紫外線の影響等があるかどうか調べていないので、保険も兼ねて貼り付けたガラスの周りを防カビ剤が入っていないシリコンで覆う事にしました。
(うちで働いているジョージです)
イメージ的にはヒビの部分はガッチリ、
その周辺もガッチリ、
貼り付けたガラスの周りは酢酸系シリコンでコーキング。
酢酸系シリコン
こちらは脱酢酸タイプです。
水槽のシリコンはコレらしいですね。
ホームセンターにはあまり売ってないらしいのでAmazonで購入しました。
匂いは、よっちゃんイカでした。
使えば分かります。最高です。
ちなみに、これを使うに当たってこのような器具(充填用ガン)が必要ですよ。
補足
僕は古いのがあったので使えましたが持ってない方は必要です。
1個持っていればこの手のシリコン系の補修剤をホームセンター等で買っても家の補修(外壁、浴室等)が容易にできるのでもっておいて損はないかと思いますよ。安いし。
水圧
120×45 深さ35㎝水槽の場合にかかる水圧を簡単に調べると
ヒビ割れ面にかかる水圧はおよそ30キロ??ま、その辺の水圧かな?と僕は勝手に推測しました。
この水槽を立ち上げる別記事内でも言いましたが、僕は中2で数学を諦めたタイプですのですみません、ここはしっかり計算していないので信用しないでください。
水槽を横にして30キロの物を置いて確める勇気は僕にはなかった。
というか、もう動かしたくないので、その辺はもうイメージです。
水圧は水深に比例します。
水槽の上から下まで綺麗にヒビが入っていたので正直半分諦めモードでした。
でもいいのです。
アカンかったらアカンかったで、それも経験になる。
と思うタイプの僕だからです。
はい。
ビビっていても先には進みません。
もぅやるしかないので やけくそです。
中途半端にまたヒビ割れるくらいなら逆に盛大にバルスしてもらった方がおもしろい(嬉しい)と思いました。
(嬉しくはないですけど)
水入れ
だ、大丈夫?かな?
(@_@)
たぶん、大丈夫。。
水入れてから自分も水槽に入っている写真を撮る予定だったのですが、いらん事して、また他の場所とか割れたら大変なのでやめました。
今、僕が10代なら熱湯入れて「押すなよ。絶対に押すなよ!」って、やっていましたけどね。
さいごに
今回の内容はおすすめはできませんが、もし僕と同じような状況に至った方が参考になれば幸いです。
僕は代用できたガラス板があったのですが、ない場合購入となると結構金額かかるのでおすすめはいたしません。
ガラス板そのものって結構高いんですよ。(-_-メ)+
ガラスカッター ¥870
ガラス用接着剤*2 ¥363
酢酸系シリコン ¥1,175
合計=¥2,771
そして庭池計画(数年間)のうちは何時水槽がバルスしてしまうかの不安を抱きながら過ごすことになりました。
ちょっとした地震も怖くなりましたね。
すぐに「ピキッ!!」って割れそうで。。
幸いな事に、水を入れてから現在までまだ3ヶ月程ですが水漏れはありません。
(ここ数ヶ月で震度2、3の地震が3度きましたが大丈夫でした)
これから気温や紫外線の影響も出てくるでしょう。
何か問題が起きればまた追記いたします。
※2022年10月追記
まだ大丈夫です。
補修したのが3月だったので半年はクリアしています。
※2023年1月 追記
冬真っ只中ですが、まだ大丈夫です😳
※2023年6月 追記
1年と3ヶ月経ちました。まだ大丈夫✊😳
※2024年4月 追記
2年と10ヶ月経ちました。もうヒビの事なんか忘れています。😳
最後まで読んでいただき ありがとうございました。